脳脊髄液減少症

脳脊髄液が外に漏れることで起こる症状である。(低髄液圧症候群とも言う場合が
あるようです。)

●脳脊髄液とは?
 脳と脊髄を囲むように循環している液体のことです。脳や脊髄神経は重要な器官
 のため、髄膜という三層からなる膜で覆われていて、さらに頭蓋骨や背骨といっ
 た頑丈な鎧で保護されています。体が血液によって新陳代謝をおこなっている
 ように、脳脊髄液(のうせきずいえき)が脳や脊髄神経の新陳代謝を司るって
 います。この液体は、脳と脳から仙骨といわれるお尻三角の骨に走っている脊髄
 神経の周りを、一定のリズムで絶えず循環しています。
 また、脳を浮力で支えてもいます。

●では、どうして「漏れ」がおこるのでしょうか?
 原因としては以下が考えられています。
 ・腰椎穿刺 : 診断的腰椎穿刺、ミエログラフィー、腰椎麻酔
 ・外傷 : 頭部外傷、脊椎外傷(硬膜裂孔、神経根部の外傷性裂傷)
 ・手術 : 開頭術、脊髄手術、腹腔シャント術、肺切除後(胸郭くも膜瘻形成)
 ・特発性髄液漏出 : 髄液鼻漏、潜在性下垂体腫瘍、硬膜裂孔
 (誘因はストレッチ、しりもち、いきみ、咳など外力による伸展が推測。)
 ・全身性疾患 : 脱水、糖尿病性昏睡、過呼吸、髄膜脳炎、尿毒症、高張液静注後、
  重症・全身性感染症、ビタミンA欠乏症
  
これらの中で今、注目されているのが「むちうち」によって起こるということです。
また、冬場のスポーツでの転倒、しりもちなどでも起こるということ。

●どういう症状が起こるの?
 1.めまい、嘔吐 
 2.首、肩の痛み
 3.耳鳴り
 4.眼のかすみなど
 5.起きると調子が悪く横になると楽になる。
 6.夕方になると調子が悪い
 7.記憶力や集中力の低下
など、人によってさまざまなようです。また、慢性疲労症候群と間違えられやすい疾患
 とも言われています。

●治療
 1.横になり水分を1日に2リットルほど摂取すること
  (症状が現れてから半年以内であればこれだけで改善=穴がふさがることが見
   られるようです。)
 2.ブラッドパッチ療法
   脳脊髄液が漏れている部分に患者自身の血液を注入する。すると、血液が
   ゴム糊のような役割を果たし漏れがとまるという理論に基づくもの。
   1回で30?40%が好転、数回繰り返した治療で60%程度の改善がみら
   れるそうです。しかし、健康保険の適用がないため実費治療となります。

鍼灸治療では、症状を抑えることが主体となります。

 

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プロフィール

yosei333

Author:yosei333
銀行員時代に心身ともに疲弊。その後、東洋医学の道へと導かれ、現在は、鍼灸師として中医学を基礎にした施術を提供。さらに、量子物理学を基礎にした最先端のヘルスケア「リコネクション(R)」の哲学に共鳴し、医療従事者として、メンター資格を取得。国内外でリコネクション(R)、リコネクティブ・ヒーリング(R)を提供している。

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